最近墓がない方がいいのかな、と思った事が2回ありました。
1つ目は、少し前にみたローカルニュースの特集で
ある高齢女性の ”墓じまい” の様子を見た時です。
その高齢女性が夫や先祖代々が眠る墓の”墓じまい” を決めた理由は、
まず墓は残された人のものになること。
なので自分が逝った後、墓は子供たちのものになるが、
墓の世話を託すのは県外で暮らす子供たちにはきっと負担になる。
それであれば自分が生きているうちに ”墓じまい” をして、先祖の遺骨を永代供養し、
将来自分も永代供養にしてもらえば、子供たちに負担をかけなくて済む。
そして今の自分(高齢女性)にとっても、高台にある墓の世話は大変だったそうです。
なので ”墓じまい” を終えたその女性は
「これで肩の荷が下りました。😌」
とニッコリ微笑んで言われていました。
なるほどなー、永代供養。
管理をお寺さんに託す方法ですね。
遺骨は納骨堂、樹木葬など墓ではない納骨の方法がありますよね。
墓がない方がいいのかな、と思った事2つ目は、
先日夫の同僚が病気のため、50歳という若さで亡くなられました。
その同僚宅に夫が線香をあげに行ったときの奥様の話しです。
↓
「墓は作らないんです。
遺骨は今は商船高専に通っている息子に”自分の骨を海に散骨してほしい”と言う
夫の遺言だったので、そうします😌」
と言っておられたそうです。
それを聞いて、私は単純に ”いい話しだな” と思いました。
その夫の同僚はとても物腰が柔らかい、優しい人だったと聞いていました。
なのできっとその方は
子供たち(3人いるそうです)や奥様に負担をかけたくないから
墓は作らず、骨も海洋散骨を選択したのではないのかな、
と思いました(勝手な想像ですが)
そして長男さんが将来船に乗る仕事に就いたとき、
息子さんの手でお父さんの骨を海に返すなんて、
私はなんか素敵だな、と思いました。
永代供養、納骨堂、樹木葬、海洋散骨・・
どれがいいなんて答えは出ないので、
せめて自分はどうしたいのかぐらいは考えておこうと思っています。
そしてなぜか ”千の風になって” の歌詞を思い出します。
“私のお墓の前で 泣かないでくださいそこに私はいません 眠ってなんかいません“
心の中に故人はいますよという歌で、”墓じまいの歌”ではありませんが😏
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