年末に86歳の父親が軽い物損事故を起こしました。
それに気づいたのは、たまたま私が実家を訪れた時にかかってきた1本の電話です。
なんだか私に聞かれたくなさそうに話す父を見て私は
「誰と話しているの?セールス電話なら、すぐ切って!。」
大体実家の固定電話にかかってくるのは
一人暮らし高齢者をねらったセールス電話がほとんどです。
けれどなかなか電話を切らない父。
父は耳が遠く声が大きいので、内容が筒抜けです。
相手がどうだの、車がどうだの、電話番号がどうだの・・
なかなか電話は終わらない様子なので
「ちょっと変わってくれる?」
と父から受話器を取り上げてわかったこと。
相手は父の車の保険会社からでした。
娘なので内容を教えてくれないかとお願いして聞き出しました。
それによると、
父が3日前に銀行の駐車場でバックで出ようとしたところ、
おそらく(まだ調査中とのこと)止まっているであろう車に接触事故を起こした。
大した事故ではなかったが、
相手は首が気になるため念のため病院へ行くとのことでこちらの保険を使うことになり
そのための資料を送るので必要事項を記入して送り返して欲しい、という内容でした。
私たち(妹弟)に事故がばれたら免許返納することになるかもしれないと思った父は、
私に悟られないよう保険会社との電話も隠すように電話をしていたのです。
実際父の軽自動車には目だった傷はなく、
父から聞かなければ、事故があったなんてわからなかった事でしょう。
事故相手には謝罪をし、あとは保険会社に任すことに
警察の届けには、事故直後はお互いケガもないので物損事故となっているようです。
けれど後日事故の相手が病院に行きたいと言われているということは
少なからず首が痛むとかあったのかもしれない、ということで
まず電話で私が相手に謝罪をし、
弟と父にも菓子折りを持参して相手宅へ謝罪に行ってもらいました。
相手の方は私と電話で話した時は少し怒った感じでしたが、
弟と父が行った時にはそんなでもなく、
「もう大丈夫ですから。」と言ってお菓子を受け取られたそうです。
相手の方はケガはないけど、念のため病院に行くとのことでした。
けれど迷惑をかけたことには変わりないので、こちらが出来ることとして謝罪をし、
あとのお金のことは
保険会社の担当者に父の件よろしくお願いしますと、お願いしておきました。
何度お願いしても免許返納をしてくれない父親
確かに実家は車がないと生活が不便になります。
買い物や病院だけでなく、
母が逝ってからは一人で楽しみを作るためにゲートボールや
近所のスポーツジムにも車で通っています。
けれどいつまでも車には乗れない。
私は去年から85歳になった父に強く返納して欲しいとお願いしていました。
買い物や病院は私と妹弟で1週間に一度当番を決めて行く、
ゲートボールとスポーツジムに行きたいのであれば、バスで行ってもらうしかない、と。
事故を起こしてからでは遅いのだから・・と。
そうすると父は「楽しみがなくなる・・。」と言いました。
すると弟も「そうだね、楽しみがなくなるね。」と
なぜか父の免許返納に賛成しない言い方。
いやいや。
今回は物損で済んだけれど、もし人身事故になるようなことがあったらどうするの。
私と妹は今すぐにでも免許返納をするように念を押しましたが、
父とその息子は何故か渋る。
要するに父は自分の事しか考えてないんですね。
80も過ぎれば人生あと少し、楽しみがないと生きていけない・・と言えるのは
人様に迷惑をかけないよう生きていく上で成り立つ話しではないのでしょうか。
というわけで私自身は高齢になったときは、
車がなくても楽しみがある生活を心がけ、
絶対に80歳で免許返納をして周りを心配させない良き高齢者になるぞ、と思っています。
25年間乗り続けた愛車(RX-7)を80歳の誕生日に免許返納された素敵な女性の記事はこちら↴
こんな80歳になりたいです🥰
年末には大量のおでんを作りました😊