昨日一人、ipadで晩御飯を食べながら、
NHKのドラマ10シリーズ
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の
第2話を3日遅れでやっと観れました。
前回の『燕は戻ってこない』も面白かったですが、
今回もきっと、10回、欠かさず観ようと思います。
高校生の主人公の女の子、河合優実さんの演技がすばらしいのもありますが、
その脇を固める俳優の方たちも個人的に好きです。
母親役の坂井真紀さん、
祖母役の美保純さん、
弟役でダウン症の俳優・吉田葵くん。
父親の死、弟の障害、母の不治の病、
女子高校生に次々と起こる不幸な出来事・・
こんなに大変なことばかり起きたら、
視聴者を泣かそう、泣かそう、
という方向に持っていきそうなものですが、
原作者である岸田奈美さんの自伝エッセイが
そうはさせてないのでしょう。
嘘ではないし、暗くはないんです。
関西弁、っていうのもいいですよね。
少しコミカルに描かれています。
第一話も良かったですが、
第2話で主人公のななみちゃんが、
退院したばかりの車椅子のお母さんを連れて食事する時のシーン。
ななみちゃんのお母さんが
自分の車椅子を娘が押しながら
道をあけてもらうのに、すれ違う人々に何度も
「すみません!」を連発しているのを思い出し、
「しんどい思いさせてごめんね、ごめんね。」
と泣きながらななみちゃんにあやまると、
それまで、気丈に振舞っていたななみちゃんが、
「あの時(母の)手術しますってサインしてしまってごめん。
死ぬより辛い思いをママにさせてしまっている。」(若干セリフは違いますが・・)
と大泣き。
「二人で死のう。」
と母の手を握りながら二人で泣くシーン。
泣きました😭
私も。
晩御飯のサバがのどを通らないほどに。
あまりにも泣いて見苦しいので
夫も次女もいなくて良かったと思いました。
重なったんですよね。
2年前に亡くなった私の母の状況と。
私たち家族も母が倒れて病院に運ばれた後に
医師から、
「手術をしますか?
しなかったら、生きることはできない。
けれど手術をしても障害が残ります。」
と言われ、「手術をお願いします。」とサインをしました。
その時、母は67歳でした。
ななみちゃんのママより年ではありましたが、
生きていてくれる方を選びました。
うちは父と妹弟と決めてサインしました。
けれど高校生のななみちゃんは
一人で決めてサインするしかなかったんですよね😞
なんて酷な状況・・
いや、そうするしかなかったのですよね・・
私も今でも思います。
11年前、母が倒れた時、
あのまま逝かせてあげた方が母にとっては幸せだったんじゃないかと。
死ぬことも出来ないっていうのは、
脳がちゃんとしっかりしている人の考えであって、
うちの母は、死にたいって思うことも出来ず、
ただ生きていました。
それでも母が生きてくれて
11年間の母との介護生活があったからこそ、
私たち家族は母の死を
悔いなく受け入れることが出来ているのでは、と思っています。
次回のドラマを楽しみにしています😌
道の駅で食べた珈琲のソフトクリーム💕